【おすすめDSP広告7選】選定ポイントや料金形態も詳しく解説
Ads Universityブログ編集部
UNIVERSE Adsの紹介から、WEBマーケティングに携わる方向けに、アドテクノロジーに関わる幅広いコンテンツをお届けします。
Webマーケティング担当者やWebマーケティングを勉強している人であれば、一度は「DSP」を聞いたことがある人もいるはずです。
数多くあるDSP広告ですが、そのなかでどんなDSPを選定すればいいのか、疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、おすすめのDSP広告7選・DSP広告の選定ポイント・料金形態について解説します。
「おすすめのDSP広告を知りたい」、「DSP広告の選定ポイントが気になる」という方はぜひ最後までご覧ください。
目次を表示
- DSPとは
1.1 DSP
1.2 DSP広告の仕組み
1.3 DSP広告の課金形態
1.4 DSP広告の特徴
1.4.1 ターゲットを絞った広告配信が可能
1.4.2 費用対効果を最大化
1.4.3 ブランドセーフティー・アドフラウド対策に対応 - おすすめDSP広告 主要7選
2.1 UNIVERSE Ads|株式会社マイクロアド
2.2 Red|株式会社フリークアウト
2.3 Logicad(ロジカド)|SMN株式会社
2.4 UNICORN|UNICORN株式会社
2.5 Criteo|Criteo株式会社
2.6 Dynalyst|株式会社サイバーエージェント
2.7 Amazon DSP | Amazon
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DSP広告選定ポイント
3.1 目的・目標
3.2 課金形態・最低出稿料金
3.3 配信在庫・ボリューム
3.4 ターゲティング
3.5 広告枠
3.6 運用サポート - まとめ
1.1 DSP
DSPとは「Demand-Side Platform」の略称で、広告主専用の配信プラットフォームです。
DSPを活用することにより、各社が提携している複数のSSPを通して広告配信ができるようになり、費用対効果の最大化を実現することが可能となります。
SSPとは「Supply-Side Platform」の略称で、広告枠の販売や広告配信における収益を最大化するプラットフォームです。
▼SSPについてはこちらのブログで詳しく解説しています。
【SSPとは?】仕組みやDSP・アドネットワークとの違いを解説します!
1.2 DSP広告の仕組み
DSP広告がどのような仕組みで成り立っているのか、気になる方も多いのではないのでしょうか。
DSP広告の流れは以下の5ステップです。
1. ユーザーが広告枠のあるWebサイトを訪問
2. メディアがSSPにユーザー情報を送り、広告を配信したいリクエストをながします
3. SSPはDSPに対してユーザー情報を送り、入札金額のオークションをリクエストします
4. DSPはユーザー情報をもとに入札単価を提示します
5. オークションが行われてから最も高値で落札した広告主の広告を掲載します
上記の流れをRTB(Real-Time-Bidding)と呼びます。
▼DSPの仕組みについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考ください。
【初心者向け】DSP広告の仕組みをやさしく解説
1.3 DSP広告の課金形態
DSP広告の課金形態の代表的なものとして「CPM」と「CPC」の2つがあります。
主にほとんどのDSPは「CPM」を採用しています。
CPMとは「Cost Per Mille」の略で、広告が1,000回表示された場合の広告コストになります。
CPMを算出する計算式は下記の通りです。
CPM=広告表示にかかったコスト÷表示回数×1000
=1インプレッション単価×1000
例: ¥100,000(コスト)÷300,000(表示回数)×1,000=¥333(CPM)
次に、CPCとは「Cost per click」の略で、1クリック辺りの広告コストを指しています。
掲載している広告が、ユーザーによってクリックされるたびに費用が発生します。
インプレッション数が多くてもクリックされるまでは費用が発生しないため、コストを抑えて広告の掲載ができます。
ただし、競合が多い場合には1クリック辺りの単価が高額になる傾向があるので、目標にあわせて運用していくことが大切です。
CPCを算出する計算式は下記の通りです。
CPC=広告表示にかかったコスト÷クリック数
例: ¥100,000(コスト)÷1,000(クリック)=¥100(CPC)
▼DSP広告の課金形態については詳しく知りたい方は、下記の記事を参考ください
DSPの広告出稿における課金形態と費用感を分かりやすく解説
1.4 DSP広告の特徴
次にDSP広告の特徴を解説します。DSP広告の特徴は以下の3つがあげられます。
・より詳細にターゲットを絞って広告配信が可能
・費用帯効果を最大化
・ブランドセーフティー・アドフラウド対策に対応
1つずつ解説します。
1.4.1 ターゲットを絞った広告配信が可能
ユーザーの属性や興味・関心など、自社のターゲットとしている人に絞って広告配信が可能です。
見込み度の高いユーザーに広告を配信することで、費用対効果に期待ができます。
また、潜在層へのアプローチもできるので、非常に幅広いターゲティングが可能です。
DSP運営企業ごとに、ターゲティング手法も異なるため、自社のターゲットに沿ったDSPを選定しましょう。
1.4.2 費用対効果を最大化
DSP広告は目的に合わせて入札やターゲティングなどを自動で最適化するため、広告運用者の負担が減り、費用対効果の最大化が図れます。
DSP企業ごとに、広告効果の最大化をするためにアルゴリズムを独自で開発している企業が多いため、自社の訴求と類似している実績がないか、ヒアリングするといいでしょう。
1.4.3 ブランドセーフティー・アドフラウド対策に対応
DSP運営企業では、適切ではないページやコンテンツに広告が表示されないよう、企業のブランドを守る「ブランドセーフティー」の導入とクリック数やインプレッション数を改ざんする「アドフラウド」対策にも力を入れています。
ブランド毀損を避けるためにも、このような対策をしているDSP広告を検討するようにしましょう。
おすすめのDSP広告は以下の7つです。
- ・UNIVERSE Ads|株式会社マイクロアド
- ・Red|株式会社フリークアウト
- ・Logicad(ロジカド)|SMN株式会社
- ・UNICORN|UNICORN株式会社
- ・Criteo|Criteo株式会社
- ・Dynalyst|株式会社サイバーエージェント
- ・Amazon DSP | Amazon
1つずつ解説します。
2.1 UNIVERSE Ads|株式会社マイクロアド
株式会社マイクロアドが提供している「UNIVERSE Ads(ユニバースアズ)」は、自社SSPである「MicroAd COMPASS(マイクロアドコンパス)」をメインに、広告在庫数2,000億/月を超える日本最大級の配信先を保有していることが特徴です。
入札ロジックでは様々な変数を活用しており、AIによる独自のアルゴリズムで入札金額の最適化を実現しています。
ターゲティングにおいては、210社以上のデータプロバイダーと接続する「UNIVERSE」と連携することで、さらに豊富な業界や業種のニーズに合わせてデータ分析や広告配信が可能です。
また、昨今問題視されているWeb広告におけるブランド毀損の問題にいおいても、対策に力を入れており、JICDAQより「ブランドセーフティ認証」と「無効トラフィック対策認証」において第三者検証を受けているため、ブランド毀損等のリスクを極力抑えた広告配信が可能です。
最低出稿料金は設けておらず、課金形態はCPM課金を採用しています。
2.2 Red|株式会社フリークアウト
株式会社フリークアウトが運営する「Red」は、最先端の独自機械学習機械エンジンを搭載したマーケティングプラットフォームです。
国内最大級の広告在庫を有し、ビデオ、ネイティブ、ディスプレイの各種フォーマットにおいてフリークアウト独自のターゲティング技術を用いた広告配信が可能です。
2.3 Logicad(ロジカド)|SMN株式会社
SMN株式会社が提供している「Logicad(ロジカド)」は、ソニーのテクノロジー技術を駆使している国産DSPです。
0.003秒という速さでデータ処理が行えるので、入札の機会損失を大幅に減らすことができます。
2.4 UNICORN|UNICORN株式会社
UNICORN株式会社の「UNICORN」は、10,000社以上の広告から最適な広告を0.01秒で選別します。
⽉間買い付け可能なトラフィックは6,000億インプレッションと国内最⼤級の規模を誇り、ゲームアプリインストール領域に強みをもっています。
2.5 Criteo|Criteo株式会社
Criteo株式会社が運営している「Criteo」は、データフィードを活用したダイナミック広告に強みをもち、ユーザーごとにカスタマイズされた動画広告やディスプレイ広告配信を実現します。
「Criteo」のAIエンジンが買い物客のエンゲージメントのレベルを把握し、最適な商品をレコメンドすることで売上と収益の拡大を計ります。
また、月間14億人のアクティブユーザーデータがあるので、分析精度が非常に高く、広告効果を最大化させることが可能です。
2.6 Dynalyst|株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントが提供している「Dynalyst」は、モバイル向けアプリリエンゲージメントに特化したDSPで、アプリインストール後に休眠してしまったユーザーへ効率的にコミュニケーションを図ることで、継続利用を促します。
2.7 Amazon DSP | Amazon
Amazonが運営している「Amazon DSP」は、Amazon以外のサイトからでもAmazonのユーザーを自社の商品にアプローチすることが可能です。
また、世界でも最大規模のECプラットフォームAmazonの購入データを利用することができるので、より正確なターゲティングができます。
DSP広告を選ぶポイントは以下の6つです。
- ・目的・目標
- ・課金形態・最低出稿料金
- ・配信在庫・ボリューム
- ・ターゲティング
- ・広告枠
- ・運用サポート
1つずつ解説します。
3.1 目的・目標
ほとんどの企業は売上や利益を上げるためにDSP広告を配信します。
しかし、明確な数値を設定していなければ広告を出稿し終えたあとに正確なフィードバックができず、次に活かしづらいでしょう。
そのため、DSP広告を配信する際には明確な目的や目標を定めましょう。
また、広告代理店に広告運用を委託するのであれば、効果を最大化させるためにも配信目的、目標は齟齬がないようにしっかりと伝達することをおすすめします。
3.2 課金形態・最低出稿料金
課金形態や最低出稿料金なども確認しましょう。
DSP広告の場合は、ほとんどがCPM課金またはCPC課金を採用しています。
しかし、広告によってはCPI課金やほかの課金形態も選択できるケースもあるので、自社に合った課金形態を選ぶのがおすすめです。
また、最低出稿料金もDSP各社で異なります。
なるべく費用を抑えたいのであれば、少額から配信できるDSPの会社を選びましょう。
3.3 配信在庫・ボリューム
配信在庫や広告枠を提供しているSSPの規模と連携数に依存することが多く、配信ボリュームの母数は「配信在庫×入札単価×ターゲット母数」に左右されます。
しかし、セグメントをきり過ぎてしまうとターゲット母数が減少してしまい、入札単価が高くなる傾向があるので注意が必要です。
DSPとSSPのどちらも運営しているプラットフォームが同じであれば、自社で広告枠のリクルーティングを行うため比較的コストを抑えて配信ができます。
3.4 ターゲティング
ターゲティングでは、まず始めに希望しているターゲットのセグメントができるかどうかをDSP企業に問い合わせてみましょう。
もしセグメントが可能であれば、ターゲティングしたい内容を詳細に伝えて、DSP企業に見積もり依頼を出しましょう。
なるべく自社の要望に合わせてくれるDSP企業に依頼するのがおすすめです。
3.5 広告枠
SSPを通して、提携している豊富なメディアに配信ができることでボリュームは確保できます。
その一方で、自社の配信訴求とはそぐわない配信面や、まとめ系の記事、ヘイト系の記事に広告が出てしまう懸念もあります。
まずは配信ドメインを指定、特定ドメインを除外が可能か否か確認しておきましょう。
またアドフラウド対策やブランド毀損対策を講じているDSPを選定することで、極力リスクを抑えた配信が可能なので一つの目安として調べておくといいでしょう。
3.6 運用サポート
運用サポートがあるDSP企業もあります。
運用サポートに依頼することで今よりも業務負担が大幅に軽減されるので、リソース不足に困って広告運用が難しいのであれば、運用サポートがあるDSP企業を選びましょう。
本記事では、おすすめのDSP広告7選とDSP広告の選定ポイントや料金形態について解説しました。
DSP広告と一口にいってもさまざまな特徴があります。
企業によってDSP広告を利用する目的や目標が異なるので、一概にどれがいいとは言えませんが、本記事で紹介したDSP広告と選定ポイントを参考に、自社に合ったDSP広告を選びましょう。
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