位置情報・ジオターゲティング広告とは? 主要媒体を一挙紹介!

ジオ(位置情報)ターゲティングとは、広告のターゲティング手法の1つで、ユーザーのオフラインでの行動履歴をもとに生活圏や属性を推定して広告を配信する仕組みです。

近年の実店舗のマーケティング施策においては、位置情報を利用したジオターゲティング広告は外せない施策となっています。

 

この記事では、

・ジオターゲティング広告とは何か

媒体を選定する際のポイント

・主要媒体の特徴

 

以上の3点をわかりやすく解説します。

 

 

    1. ジオターゲティング広告とは
      1-1.ジオターゲティング広告のメリット
      1-2.ジオターゲティング広告のデメリット

    2. ジオターゲティング広告の媒体を選定する際の5つのポイント
      2-1.在庫・配信ボリューム
      2-2.課金形態・最低出稿料金
      2-3.配信先
      2-4.位置情報の取得方法
      2-5.来店計測の方法

    3. ジオターゲティングができる媒体5選
      3-1.Google広告
      3-2.UNIVERSE GEO
      3-3.ASE
      3-4.GeoLogic
      3-5.REAL PEOPLE

    4. マイクロアドの提供する「UNIVERSE GEO」とは?

    5. まとめ

 

 

 

 1. ジオターゲティング広告とは

 

 

ジオターゲティングとは、パソコンやスマートフォンから取得できる位置情報の行動履歴をもとに、生活圏や属性を推定する、広告配信時におけるターゲティング手法の一つです。

ジオターゲティングは位置情報ターゲティングと同義です。

 

image3-3

 

ジオターゲティングでは、ユーザーのオフラインの行動履歴を得られるため、web行動では捉えることができないオリジナルのセグメントでターゲティングする事が可能です。

 

例えば、上記図のように「過去1か月以内に◯◯県に行った人」や「過去3か月以内に特定のスーパーに5回以上行った人」「タワーマンションに住んでいる富裕層」などのターゲティングが可能です。

 


 1-1. ジオターゲティング広告のメリット


 

ジオターゲティングの最大のメリットは、オンラインのWeb行動履歴を活用した広告手法ではできなかった、半径を指定したエリアごとのターゲティングが可能なことです。

 

また、位置情報取得の粒度・精度が上がるにつれて、商品や店舗内のエリアといった、より細かい軸でのターゲティングも可能となります。

さらに、来店計測によってユーザーが実際に、配信した広告経由で来店に繋がったかどうかの効果を可視化できることも大きなメリットです。

 


 1-2. ジオターゲティング広告のデメリット


 

ジオターゲティング広告は、直接のコンバージョン(商品購入や申込)の目的で利用するには不向きです。

逆に、サービスや商品の認知・来店促進訴求が目的の場合には効果を発揮しやすいでしょう。

また、指定した地域によってはデータ量が少なく、配信ボリュームを確保できない場合がありますので注意が必要です。

 

位置情報ターゲティング広告ならUNIVERSEGEO

 

▼更に詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください

ジオターゲティングとは?位置情報を活用して広告効果を高める方法や事例を解説!



 

 2.ジオターゲティング広告の媒体を選定する際の5つのポイント

 

ここまでは簡単にジオターゲティング広告の概要とメリットデメリットについて解説しました。

この章では実際にジオターゲティング広告を利用する際に、どのような基準で媒体を選定すればいいのか、チェックするポイントを5つにまとめて解説します。

 

Point

①在庫・配信ボリューム

 

②課金形態・最低出稿料金

 

③配信先

 

④位置情報の取得方法

 

⑤来店計測の精度

 2-1. 在庫・配信ボリューム


 

ジオターゲティング広告では、エリアを指定するため、指定範囲によってはユーザー数が少なすぎて配信量を担保できないことがあります。

配信したいエリアを定めたら、検討している各媒体で見積もりをとってみると良いでしょう。

場合によっては、セグメントを広げる必要があるかもしれません。

 

 

 2-2.課金形態・最低出稿料金


 

課金形態と最低出稿料金についても、出稿前にチェックしておきましょう。

課金形態は、1回広告が表示されるごとに課金される「インプレッション課金」と、クリックされるごとに課金される「クリック課金」の2つのパターンがあります。(媒体によっては課金形式を選択できるものもあります。)

 

また、最低出稿金額も各媒体によって異なります。

10万円程度から利用できる媒体もあれば、100万円が最低出稿金額といった媒体もありますので事前に確認をとりましょう。指定する地点の数や、来店計測の有無によっても料金は異なりますので注意が必要です。

 

 

 2-3. 配信先


 

広告の配信先も各媒体によって特性があります。

どのようなカテゴリのサイトに掲載されるのかなど、気になる点は確認しておきましょう。

 

また、媒体によっては、特定のメディアに絞って配信をする「ホワイトリスト配信」や、特定のメディアを除外して配信をする「ブラックリスト配信」に対応しているものもあるので、こうした機能もうまく利用していくと良いでしょう。

 


 2-4. 位置情報の取得方法


 

ジオターゲティング広告の位置情報の取得方法は、大きく分けて基地局・GPS・Wi-Fi・Beacon(Bluetooth)の4つがあります。媒体によって、どの方法で位置情報を取得しているかは異なります。

簡単に4つの手法の特徴を解説します。

 

① 基地局
基地局は、カバーできる人口は99%以上と多く、データ量が確保できますが、基地局を中継するため位置情報の精度は下がります。

 

② GPS

GPSは平面の地図上にピンを刺し、そこで検知されたユーザー情報を蓄積していくイメージです。位置情報を取得する方法として、現在主流な方法となっています。 

 

③ Wi-Fi

Wi-Fiは、取得したアドレスがフリーWi-Fiに接続された時などに、プッシュ通知として広告が表示されます。店舗単位での検知が可能なため、複数店舗が入っている商業施設内でも、店舗ごとの検知・計測ができます。

 

 Beacon(Bluetooth)

Beaconは、電源を入れた瞬間に端末がBluetooth信号を発信し、半径数10cm単位から検知可能となります。データ量は少ないですが、店舗内で商品ごとの棚前計測など、精度の高い位置情報が取得可能です。image2-4

 

たとえば、独立店舗の来店訴求などであればGPSで実施可能ですが、商業施設内の特定店舗の来店訴求などの場合はWi-Fiを活用するなど、アプローチしたいターゲットにあわせて適した媒体を選んでいきましょう。

 

 

 2-5. 来店計測の方法


 

ジオターゲティング広告の効果測定によく利用されるのが来店計測です。

来店計測のレポート数値の出し方も媒体によって違いがあります。

 

ここでは来店計測で注意しておきたい点を2つ解説します。

 

1つ目は、拡大推計が含まれているかどうかです。

位置情報を利用するには、必ずユーザーの同意が必要であるため、取得のハードルは意外と高く、来店計測できるデバイスが少なくなるケースがあります。

その場合には、拡大推計といって「実際に来店しているか分からないが、来店しているだろうという想定」としてレポートが出てくる場合があります。

 

拡大推計自体は悪いことではなく、参考にすることは可能ですが、拡大推計分が大きくなればなるほど実際の数値との乖離が大きくなるので、来店計測レポートにどの程度の拡大推計が含まれるかは、事前にチェックしたほうが良いポイントと言えます。

 

2つ目は、来店計測に条件が定められているケースです。

例えば「セッションが10万回以上」「来店数が少ない店舗は対象外」など、案件規模によっては来店計測ができない媒体があります。

最低出稿金額と併せて確認をしておくことをおすすめします。

 

 

 3.ジオターゲティングができる媒体5選

 

ここからはジオターゲティングができる媒体を5つご紹介します!

 

 

 3-1. Google広告


 

Google広告もジオターゲティング機能を持っています。

一番の強みは、店舗ビジネスに特化したメニューの「ローカル検索広告」です。

 

検索広告(リスティング広告)の一部ではありますが、店舗の周辺でインターネットを利用していたり、自店舗の周辺地域について調べているユーザーに対して、広告を出すことができます。

また掲載面としては、検索画面だけではなくGoogleマップにも掲載できます。

 

 

 3-2. UNIVERSE GEO


 

株式会社マイクロアドが提供するジオターゲティング広告です。

Web/アプリ面両方に掲載ができ、位置情報データは15か月に遡って利用が可能となっています。

また、オリジナルセグメントも多く保有しており、実施案件数も累計4500件以上と豊富なため、独自の切り口でターゲティングをしたい方におすすめです。

 

配信設計から来店計測まで

 

 

 3-3. ASE


 

株式会社フリークアウトが提供するジオターゲティング広告です。

位置情報はGPSで取得してます。

〈郵便番号〉・〈町丁目(行政界)〉・〈鉄道路線駅〉の単位でターゲティングが可能です。

また、広告接触者が実際にお店へ訪れたかの来店計測も可能です。広告在庫数は国内最大級で月間約2600憶impを保有しているため、バランスのとれた配信をしたい方におすすめです。

 


 3-4. GeoLogic


 

株式会社ジオロジックが提供するジオターゲティング広告です。

最低出稿金額がなく、CPC150円固定のわかりやすい料金形態となっております。

管理画面からシミュレーションを自分で作成することもできるので、お試しにジオターゲティング広告を導入してみたい方におすすめです。



 

 3-5. REAL PEOPLE


Cinarra Systems Japan 株式会社が提供するジオターゲティング広告です。

ソフトバンクのキャリア情報を活用したターゲティングが可能です。

 

また、Wi-Fiを利用した実店舗への来店計測もできます。デモグラ別・オーディエンス別のレポートなども分析できるため商圏分析などには活用しやすいプロダクトです。

 

 

 

 4.「UNIVERSE GEO」とは?

 

前章で主要媒体5つについて記載しましたが、2つ目に紹介したUNIVERSE GEOの特徴について解説します。

 

UNIVERSE_GEO

 

特徴1: 精度の高い位置情報

GPSを中心に精度の高い位置情報が取得可能です。そのため住所や郵便番号の指定などで、半径50mから10m単位でのターゲティング指定が行えます。

また「渋谷区全体」などの市区町村単位でも検知可能です。

※Wi-Fiのデータも活用可能

 

特徴2: 豊富な配信在庫

月間2500万UD(ユニークデバイス)と国内最大級の在庫量を保持しています。

ライフスタイル系を中心に100以上の提携アプリから位置情報を取得し、アプリ起動時だけでなく、バックグラウンド起動時でも位置情報を取得しています。

また、過去15か月まで遡って位置情報を取得できます。

 

特徴3:来店効果の可視化

広告配信後に、どれだけ広告接触者が来店したかという、来店効果を可視化させることが可能です。

また、レポートは拡大推計なしの100%実数値で提出されるため安心です。

来店計測は30万円から実施可能で、流入数やPV数などの制限はありません。

 

特徴4:配信実績

2016年から販売を開始し、現在までに4000案件以上の配信実績を誇ります。

過去の実績から、要望に合わせた柔軟なセグメント作成や、人気セグメントの独自パッケージなどを提供すべく日々改良しています。

 

・ジオターゲティング広告を初めて実施するので、他社事例を踏まえた配信設計も提案してほしい

・独自の切り口でのセグメントを作成したい

 

といった方にはおすすめです。

 

 

▼更に詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください

【地域密着型】マイクロアドのジオターゲティング広告を徹底紹介!

 

 

 5. まとめ

 

オターゲティング広告と一口にいっても、データの取得方法や計測方法によって違いがあり、訴求内容にあった媒体を選ぶ必要があります。

 

本記事では、媒体を選ぶ際に確認したほうが良いポイントについて主にお伝えしました。

チラシや交通広告などのオフライン施策との併用でも効果を発揮するジオターゲティング広告。

ぜひ、うまく活用して広告効果を高めていきましょう。

 

 

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