ユーザーの行動分析に基づいた自動車マーケティング手法を解説 Part1
松谷 有紗
2021年、マイクロアドに新卒入社。入社当初よりマーケティング活動に従事しており、リード獲得数の伸長に貢献。広告運用やイベント企画、サイト制作・運用やブログ執筆など、マーケティング全般に携わる。
こんにちは、Ads University編集部の松谷です。
この記事は、マイクロアドが発行している『UNIVERSE DATA CATALOG』をもとに、様々なデータを活用した広告配信手法を解説する連載ブログです。
※データ一覧はこちらに掲載しております。
▼こんな方におすすめです
・自動車購買を検討しているユーザーに広告配信したい方
・自動車への興味・関心層よりも細かいターゲティングで広告を配信したい方
・自動車ディーラー、店舗に勤務の方
・自動車関連のプロダクトを扱う広告代理店の方
1.2 自動車購買におけるカスタマージャーニー
2.1『WEB CARTOP』多岐にわたるクルマの情報を展開する自動車メディア
2.2『Auto Messe Web』自動車に関する「知りたい」を分かりやすく紹介するニュースメディア
3. マイクロアドが提供する自動車業界に特化したマーケティングプラットフォーム
1.1 自動車の購買プロセス
みなさんは自動車を購入しようと考えたとき、始めにどのような行動をとるでしょうか。
自動車の購入を検討する際は、化粧品や食品などの衝動的な購買とは異なり、まず目星をつけている車を比較サイトで吟味するなど購入まで半年ほどの年月をかけて情報を収集することが多いです。
その際に、最初から直接店舗に行くという方は少ないのではないでしょうか。
顧客行動のデジタル化に伴い、実店舗中心であったユーザーの購買行動がオンライン上に変化しています。店舗での商談を第一のゴールとした旧来のマーケティング手法は、昨今の
コロナ禍も相まって徐々に適応が難しくなっています。
現在はいかにオンライン上で潜在的な顧客を見つけ、購買行動へと繋げていくかが肝心です。そのため、自動車という大きな買い物でのデジタルマーケティングは欠かせません。
1.2 自動車購買におけるカスタマージャーニー
ここで、自動車の購買におけるユーザーの行動心理を表すカスタマージャーニーを見てみましょう。
① まず漠然と自動車に関心を持っている状態で、きっかけがあれば購入を考えるフェーズから入ります。
② ユーザーは徐々に自動車に興味関心を持ち始め、ランキングサイトなど網羅性の高いコンテンツを閲覧します。
③ 自動車の費用やボディタイプなど、検討の軸となりうるコンテンツを閲覧し情報を集めます。
④ ユーザーは比較検討層に入り、検討している車種へのアクセスが急激に伸び始めます。
⑤ 検討車種の決断に向けて、購入の際のアクションに向けた情報を収集します。
この図から分かる通り、購買意欲ごとのフェーズによって閲覧されるコンテンツやユーザー心理は全く異なってきます。「自動車興味関心層」と全体的に括るのではなく、各購買ファネルの層ごとに適切なマーケティング施策を展開することが重要になってくるのです。
ここでは、自動車購買において多く閲覧される自動車メディアの中から、マイクロアドが提携しているメディアデータの活用手法をご紹介します。
2.1『WEB CARTOP』多岐にわたるクルマの情報を展開する自動車メディア
■URL:https://www.webcartop.jp/
自動車雑誌を中心とした出版社の株式会社交通タイムス社が運営する自動車専門メディアです。
他にはないオリジナルコンテンツにこだわり、新車試乗から交通法規、開発者インタビューなど、多岐にわたるクルマの情報を展開するサイトです。
■ユーザー属性
40代の男性に最も多く見られています。
■ご提案可能なセグメント活用例
例1 自動車スイッチングの訴求
ターゲット:競合メーカーの自動車を見ているユーザー
(クライアント様にて指定可能)
例2 自動車保険の訴求
ターゲット:自動車購入タイミングと分析されるユーザー
例3 高級アクセサリー・不動産などの高額商材の訴求
ターゲット:高級車閲覧ユーザー
2.2『Auto Messe Web』自動車に関する「知りたい」を分かりやすく紹介するニュースメディア
■URL:https://www.automesseweb.jp/
交通タイムス社が送るチューニング・ドレスアップ・カスタム自動車メディアです。
クルマのカスタマイズ、キャンプ、福祉車、モータースポーツ、純正オプションパーツ、旧車といった、自動車に関する「知りたい」を分かりやすく紹介するニュースメディアです。
■ユーザー属性
男性が大半を占めており、クルマに興味を持っているアクティブ層が多く閲覧しています。
■ご提案可能なセグメント活用例
例1 中古車比較サイトでの見積り訴求
ターゲット:「旧車・クラシックカー」ページ閲覧ユーザー
例2 メンテナンス関連サービスの訴求
ターゲット:チューニング関連ページ閲覧ユーザー
例3 メンズバッグの訴求
ターゲット:高級車(ベンツ・BMW・アウディ・レクサス・アルファロメオ・フォルクスワーゲン・マセラティ)に関連するページを閲覧したユーザー
2.3『MOTA』カーライフ総合支援メディア
■URL:http://autoc-one.jp/
自動車の検討〜購入までカバーしているカーライフ総合支援メディアです。
新車見積もりサービスを中心に、定番の試乗・比較レポートからエンタメ系コンテンツまで、 自動車購入検討者から自動車ファンまでをカバーして支援する自動車情報サイトです。
■ユーザー属性
40〜49歳を中心に、幅広い年代に見られています。
■ご提案可能なセグメント活用例
例1 自動車のスイッチング訴求
ターゲット:競合メーカーの自動車を見ているユーザー
(クライアント様にて指定可能)
例2 自動車周辺機器の訴求
ターゲット:自動車を購入検討段階のユーザー
例3 宿泊施設の認知訴求
ターゲット:「ドライブ・宿」ページを閲覧したユーザー
マイクロアドでは、自動車業界に特化したマーケティングデータプラットフォーム『IGNITION』を展開しています。
上記でご紹介した自動車関連メディアデータからユーザーの購買可能性をスコア化し、ユーザーの動きをプロセスごとにモデル化し広告配信に活かすことで、購買の最大化を実現します。
上記で紹介したメディアデータから、メーカーやボディタイプなど検討中の車種傾向を掴むことや、位置情報データを活用して「○○市のディーラー店舗来訪者」など、市区町村・店舗単位で配信設計することも可能です。
また、広告配信前後でユーザー特性やキーワード、競合車種ランキングなどを抽出できることも特徴として挙げられます。
この記事では、自動車購買におけるユーザー行動と、自動車データを活用したデジタルマーケティング手法をご紹介しました。
上記でのセグメント活用はほんの一例になりますので、広告主様ごとのご希望のターゲットに沿って独自のセグメントを作成し、配信することも可能です。
是非お気軽にご相談ください。
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