ジオターゲティング広告とは? 仕組みや活用事例・メリットデメリットと主要4社をご紹介!

ユーザーの位置情報をもとに適切な広告を配信する「ジオターゲティング広告」。

ジオターゲティング広告は正しく活用すれば店舗への集客において大きな効果を発揮します。

 

今回の記事では、ジオターゲティング広告の出稿を検討している方向けに、ジオターゲティング広告の仕組みや、主要ジオターゲティング広告5社について解説していきます。

 

目次を表示

  1. ジオターゲティング広告とは
    1.1 位置情報のマーケティング活用方法
    1.2 位置情報を収集する手段
    1.3 ジオターゲティング広告の利用がおすすめな方・企業

  2. ジオターゲティング広告を利用するメリット・デメリット
    2.1 ジオターゲティング広告を利用するメリット
    2.2 ジオターゲティング広告を利用するデメリット

  3. ジオターゲティング広告の活用例
    3.1 大学・専門学校
    3.2 学習塾・予備校
    3.3 自動車関連

  4. ジオターゲティング広告サービス4選
    4.1 UNIVERSE  GEO / 株式会社マイクロアド
    4.2 GeoLogic Ad / 株式会社ジオロジック
    4.3 TownWi-Fi Ads / GMOアドマーケティング株式会社
    4.4 REALPEOPLE / Cinarra Systems Japan株式会社

  5. 株式会社マイクロアドのサービス「UNIVERSE  GEO」とは?
    5.1 「UNIVERSE  GEO」の3つの特徴
    5.2 導入事例

  6. まとめ



位置情報ターゲティング広告ならUNIVERSEGEO

 

 

 1. ジオターゲティング広告とは



ジオターゲティング広告とは、スマートフォンの位置情報からターゲットを特定し、最適なWeb広告を配信するサービスです。

 

ユーザーのリアルタイムの位置情報に限らず、移動情報の記録を用いて興味・関心を抽出し、最適な広告を配信します。

 

新聞や郵送によるダイレクトメールといった広い地域をターゲットとした広告と比べ、特定の地域や時間帯のユーザーに対し、ピンポイントでの広告表示が可能です。

そのため、コストに対する集客効果は高いと考えられます。

 

ジオターゲティングとは?位置情報を活用して広告効果を高める方法や事例を解説!


1.1 位置情報のマーケティング活用方法



位置情報をマーケティングに用いるジオターゲティングでは、ユーザーの行動履歴から、生活圏やユーザー属性を推定した広告配信が可能です。

 

位置情報は、IPアドレスやGPS、携帯電話基地局の情報から取得します。

そして取得した位置情報をもとにターゲットを絞り、適切な広告をスマートフォンなどのデバイスに配信します。

 


1.2 位置情報を収集する手段



位置情報を収集する手段

 

ジオターゲティング広告で、ユーザーの位置情報を取得する手段には以下のものがあります。


  • ・GPS
  • ・Wi-Fi
  • ・基地局
  • ・ビーコン

人工衛星を用いたGPSや通話の際に介在する基地局を使用することで、国や県、地域といった広いエリアにおけるユーザーのターゲティングが可能です。

 

GPSでのデータ取得は、平面の地図上にピンを刺し、そこで検知されたユーザー情報を蓄積することで行われます。


対してWi-Fiやビーコンといった方法は、電波の届く範囲が限定されているため、広い地域でのターゲティングには不向きです。

 

しかし、ユーザーが「Wi-Fi・ビーコンに接続している」といった限定的な状況を利用しての広告の配信には最適といえます。

その限定性を活かし「○○の建物の○階のユーザーに情報配信を行う」などの情報配信が可能です。


このように、どの範囲に広告を配信したいかによって、利用する位置情報の取得媒体が異なります。ジオターゲティングを行う媒体の適切な選択が、広告効果を高める第一歩といえるでしょう。

 


1.3 ジオターゲティング広告の利用がおすすめな方・企業



ジオターゲティングは、特定の地域に特化した広告を配信するマーケティング手法です。つまり、地域に特化した事業で効果を発揮しやすいといえます。


例えば予備校では、通う方の地域や年齢が限定されます。

そこで「予備校を利用している高校生」などのセグメント情報を利用すれば、ターゲットを絞った広告配信が可能になるわけです。


このようにジオターゲティング広告は、特定地域のユーザーを選別して広告を配信できます。

地域と密接に関わる企業や、地域の特産物・風土を利用したビジネスには、非常に有効なマーケティング手法だといえるでしょう。

 

 

 2. ジオターゲティング広告を利用するメリット・デメリット



ジオターゲティング広告に限った話ではありませんが、広告は利用するうえでのメリット・デメリットを正しく理解して運用すると、大きな効果を発揮します。

 

ここからは、ジオターゲティング広告を利用するうえでのメリットやデメリットについて詳しく解説します。

 


2.1 ジオターゲティング広告を利用するメリット



ジオターゲティング広告のメリットには以下のようなものが挙げられます。


  • ・位置情報でターゲットが選別できる
  • ・広告効果を来店数で確認できる
  • ・潜在ユーザーへ広告内容の通知が可能である

ジオターゲティング広告は特定の地域に限定しての広告配信が可能です。

 

広告を配信する時点で位置情報からターゲットを限定し「○○県の方」や「店内にいる方」「○○を訪れた経験がある方」など、意図したターゲットにピンポイントで広告を届けられます。

そのため、高い費用対効果を期待できます。


さらに広告を見たユーザーの実際の来店数の計測も可能です。

「広告をクリックして来店したユーザー」「広告を見ただけで来店したユーザー」など、ユーザーの詳細もわかるため、広告の効果についても深く分析ができます。


位置情報を利用した潜在ユーザーへの広告配信ができる点も、ジオターゲティング広告のメリットです。

ユーザーが広告の圏内に入ると配信されるため、広告効果が期待できる潜在ユーザーにもアプローチが可能となります。

 


2.2 ジオターゲティング広告を利用するデメリット



ここまでジオターゲティング広告のメリットについて述べましたが、もちろんデメリットも存在します。


  • ・必ずしも申し込み・購入につながるわけではない

ジオターゲティング広告は特定の地域のユーザーに対する、地域に根ざした店舗やビジネスの認知度向上を目的とした広告です。

 

そのため、広告から直接申し込みのWebページに飛んで顧客を獲得したり、購入のWebページに誘導して商品を購入してもらったりするのには適さない場合もあります。


申し込みや購入を促し、顧客を獲得したい場合には、リスティング広告など別のWeb広告の利用が適しているでしょう。

 

 

配信設計から来店計測まで

 

 

 3. ジオターゲティング広告の活用例



ジオターゲティング広告の活用例

 

メリットや利用上の注意点をしっかりと理解すれば、大きな効果を発揮するジオターゲティング広告は、店舗や施設の課題点やターゲットの明確化が非常に重要です。

ここからは、マイクロアドが提案しているジオターゲティング広告の活用事例を3つ紹介します。

 


3.1 大学・専門学校



大学・専門学校に向けてご提案するのは、受験志願者の増加を目指す目的の広告配信です。想定する主な課題点は以下の4つが挙げられます。

① 通学圏がある程度決まってきているため、通学圏内の学生に集中してアプローチしたい
② 同じレベルの競合校に関心を持つ生徒を呼び込みたい
③ 申込や来校していない生徒でも、どのランクの学校の生徒の反応が良いかを判断したい
④ 効率的かつ効果計測もできる施策を実施して、従来の施策よりもコストカットしたい
これらの課題点を受けて、ジオターゲティング広告の配信を行うべきターゲットは以下の方です。
・オープンキャンパスに訪れた通学圏の高校生
・競合校のオープンキャンパスに参加した高校生
・過去に学校紹介で訪問した高校に通う学生
・偏差値一定以上の高校に通学する高校生
・大手予備校に通う現役受験生・浪人生

この結果、通学圏内における志願者数が増加し、さらに入学者の質の向上とターゲット層の明確化が成功すると想定できます。

 

3.2 学習塾・予備校



学習塾様に向けてご提案するのは、生徒だけでなく講師の求人も目的としたジオターゲティング広告の活用です。
想定する課題点は次の通りです。

① 小さな子どもがいる親(意思決定者)、かつ通わせようとしている可能性がある層にアプローチ
② 一定の学力を持つ学生にのみアプローチしたい
③ 通学圏内の生徒数には限りがあるため、競合からの生徒のリプレイスをしたい
④有名大学生徒の講師応募数を増やしたい

これらの課題点を受けて、ジオターゲティング広告の配信を行うターゲットは以下の方を想定しています。
・自塾半径500m〜1kmで生活する学生とその親
・自塾通学圏内の学校で入学/卒業したての学生・その親
・オープンスクール会場に来訪・参加した学生
・英会話教室等やインターナショナルスクールの英会話講師など
・競合塾に通っている学生とその親
・偏差値60以上の大学に通っている学生

結果として、生徒・講師ともに効果的に募集できるでしょう。
そのうえ、偏差値やエリアについても意図した通りの生徒・講師募集の成功が予測できます。

 


3.3 自動車関連



自動車ディーラー様に向けてのご提案は、以下のような課題点を想定しています。

①店舗毎に商圏が明確に区切られており、限られた商圏内で競合ディーラの顧客を獲得したい
②店舗近隣の居住者の中でも、訴求対象の車種を購入できる一定の収入があるユーザーのみに広告配信したい
③ 販売に至るためには店舗への来訪が重要な KPIになるが、既存媒体では来店数が増加したかが判断できない

これらの課題を受けて、ジオターゲティング広告の配信を行うターゲットは以下の方々です。
・自店舗商圏内の競合ディーラー訪問者
・自店舗商圏内の外車ディーラー訪問者
・富裕層エリアの居住者
・競合カー用品店舗・ガソリンスタンド・洗車場に来訪したドライバー

この結果からは、購入する可能性の高い顧客の獲得が予想できます。
さらに広告の効果を計測し、今後のプロモーションに役立てられる情報収集の成功も想定しています。

 

 

 4. ジオターゲティング広告5サービスの紹介



ご紹介したように、ジオターゲティング広告はさまざまな業界で活用可能です。

 

広告パフォーマンスを最大にするためには、どのような広告展開を行いたいかに合わせた適切な広告サービスの選択が不可欠です。

 

そこでここからは、ジオターゲティング広告に特化したおすすめの広告サービスを5つご紹介します。

 


4.1UNIVERSE  GEO / 株式会社マイクロアド



UNIVERSE_GEO

 

UNIVERSE  GEO

 

株式会社マイクロアドが提供しているジオターゲティング広告サービス「UNIVERSE  GEO 」は、特定のエリアに関連する方に対して広告配信ができるサービスです。


特定のエリアに「行ったことがある」「今その場所にいる」「住んでいる・働いている」方に絞って広告配信ができます。広告配信後には「来店結果」をレポートで確認できることが特徴です。

 


4.2 GeoLogic Ad / 株式会社ジオロジック



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「Geo Logic Ad」は、株式会社ジオロジックが提供するジオターゲティング広告で、折込チラシの感覚でWeb広告を配信できます。Web広告に不慣れな方であっても導入・運用のしやすさが特徴です。

 

※画像含む 引用元:株式会社ジオロジック

 


4.3 TownWi-Fi Ads / GMOアドマーケティング株式会社



TownWi-Fi Ads / GMOアドマーケティング株式会社

 

「Town Wi-Fi Ads」は、GMOアドマーケティング株式会社が提供しているサービスで、全国35万か所に設置されたフリーWi-Fiを活用したターゲット方式を採用しています。

 

ユーザーのスマートフォンがその地域のフリーWi-Fiにつながった瞬間に、プッシュ通知を送信する仕組みです。

 

※画像含む 引用元:GMOアドマーケティング株式会社

 


4.4 REALPEOPLE / Cinarra Systems Japan株式会社



AD Delivery / Cinarra  Sistems Japan株式会社

 

Cinarra Systems Japan株式会社が提供しているサービス「REALPEOPLE」は、独自のターゲティングメニューを多く揃えていることが特徴です。


通信キャリアデータを使ったターゲティングが可能で、Wi-Fiを活用した来店計測も可能です。通信キャリアのデータから性別や年代、居住地の指定が可能です。

 

※画像含む 引用元:Cinarra Systems Japan株式会社

 

 

 5. 株式会社マイクロアドのサービス「UNIVERSE  GEO」とは?



ここまでさまざまなジオターゲティング広告について解説を行ってきました。ジオターゲティング広告の利用において大切なのは、ご自身が行いたい広告配信の形を定め、それを実現するための広告サービスを選択することです。

 

株式会社マイクロアドでは、さまざまな広告配信の形に対応可能な広告サービス「UNIVERSE  GEO」を提供しています。

 


5.1 「UNIVERSE  GEO」の3つの特徴



「UNIVERSE Geo」の3つの特徴

 

先ほど簡単にご紹介した、株式会社マイクロアドの提供する「UNIVERSE  GEO」には以下のような特徴があります。


  • ・リモートワーカーにも広告を配信できる
  • ・バックグラウンドで位置情報の収集が可能である
  • ・来店から広告の効果を可視化できる

スマートフォンの位置情報を使用する、多くのジオターゲティング広告の弱点として「位置情報が勤務地と異なる方(=リモートワーカー)への広告配信が難しい」点が挙げられます。

 

しかし「UNIVERSE  GEO」は国内最大級の2,500万/月もの端末情報を保有しているため、ターゲティングの難しいリモートワーカーに対しても適切な広告配信が行えます。


また「Wi-Fiへの接続」「アプリの起動」のように、ユーザーが能動的に動かなければ位置情報の取得が難しいジオターゲティング特有の難点にも対応済みです。

 

バックグラウンド起動時でも位置情報を取得できるため、、全国各地からより精度の高い位置情報が得られます。


このように配信された広告の効果は、レポートで可視化されます。今後のプロモーションや広告の費用対効果についての検討もしやすいのも「UNIVERSE  GEO」の特徴です。

 


5.2 導入事例



【導入事例1】 美容クリニック様

来院誘導を目的に、競合の来訪者をターゲットとして広告配信を行いました。その結果、来店単価は400円と低コストでのコンバージョン獲得に成功しています。


<ご予算:月間100万円>

項目

結果

CPM

100円

CPC

52円

CTR

0.12%



【導入事例2】自動車ディーラー様

来店誘導を目的に、競合の来訪者、および自店舗商圏のユーザーをターゲットとして広告配信を行いました。その結果、こちらも来店単価は3,000円と低コストでのコンバージョン獲得に成功しています。


<ご予算:月間100万円>

項目

結果

CPM

232円

CPC

50円

CTR

0.46%

 

 

 6. まとめ


UNIVERSE_GEO

 

「ターゲットを限定できる」「最適な広告を配信できる」点で、ジオターゲティング広告は非常に有用な広告配信の方法です。一方で、サービスの選択や運用方法を誤ってしまうとコストに見合った効果が得られないリスクも存在します。


広告運用は難しい、失敗したらどうしようとお悩みの方も多いでしょう。しかし、来店などに関する課題や仮説が明確になっているのであれば、あとはそれほど難しいものではありません。

 

「UNIVERSE  GEO」であれば、配信後のレポートを見ながら、改善していけば良いのです。


地域に根ざしたサービスを展開されている方は、ぜひ一度「UNIVERSE  GEO」をご検討ください。

 

位置情報ターゲティング広告ならUNIVERSEGEO

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