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ジオターゲティング広告の活用方法から事例までを大公開!

作成者: 秦 恵理子|22/03/28 5:00

こんにちは、Ads University編集部の秦です。

Webマーケティングに携わる方なら、一度は位置情報・ジオターゲティング広告という広告配信手法を聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

今回は位置情報・ジオターゲティング広告とは何か?活用例、広告配信の実績について解説します。

 

▼こんな方におすすめです

 

・ジオターゲティング広告の出稿を検討している方

・ジオターゲティング広告の事例や活用方法の情報を知りたい方

 

目次を表示

  1.  ジオターゲティングの基礎知識
    1.1 ジオターゲティング広告とは
    1.2 ジオターゲティング広告の仕組み
    1.3 ジオターゲティング広告を活用してできること

  2.  ジオターゲティング広告の活用例
    2.1 大学・専門学校
    2.2 自動車関連
    2.3 商業施設・百貨店
    2.4 不動産

  3.  ジオターゲティング広告の配信実績
    3.1 自動車|自社注力の5店舗にて来店率250%以上アップを実現
    3.2 車検センター|チラシ媒体からWeb広告へ移行!全店舗で来店率が向上
    3.3 美容整形クリニック|来店計測に加えて、来店時のアンケートで広告効果を可視化

  4.  マイクロアドが提供するジオターゲティング広告


  5. まとめ


 1. ジオターゲティングの基礎知識

 

ジオターゲティング広告とは何か、まずは基礎知識から詳しく解説していきます。


1.1 ジオターゲティング広告とは

 

ジオターゲティング広告とは、主にスマートフォン端末から取得できる位置情報データを活用して広告を配信するターゲティング広告の手法の一つです。

※利用許諾の取れたユーザーの位置情報のみを利用しています。

 

 

・過去に特定の場所に行ったことがある人

・今特定の場所にいる人

・特定のエリアに住んでいる/働いている人

 

など、ターゲット設定をして広告配信を実施することができます。

 

Web上の興味関心・行動履歴のデータとは異なり、オフラインの実際の行動履歴のデータを活用することで、エリアを限定した配信を可能にし、また実際に来店につながったかを可視化することもできます。

 

また、一口にオフラインの行動履歴といっても、位置情報を取得する時間によって、同じ場所でも捉えることができるターゲット層が異なります。

 

 

上記のように、同じ地点でも時間が異なるとユーザー層も異なってきます。

 

仮に “新橋” であればビジネス街のため、お昼の時間帯は会社勤めの人が多く、夕方になれば帰宅者が多くなり、深夜の時間帯であれば残業している人などが、ユーザー層として想定できます。

 

 

 

1.2 ジオターゲティング広告の仕組み

 

ジオターゲティング広告の位置情報取得方法について解説します。

位置情報の取得方法は主に4つあります。


①携帯電話基地局

②GPS

③Wi-Fi

④Beacon(Bluetooth)


この4つのなかでも、現在ジオターゲティング広告の主流になっている取得方法は、GPSです。

 

GPSはアプリ運営企業が、ユーザーに位置情報取得の同意を得た状態で、且つユーザーがスマートフォンの設定で位置情報を「ON」にしている状態で初めて取得できる仕組みになっています。


GPSの場合アプリから、※1 IDFA(Identifier for Advertisers)、※2 AAID(Google Advertising ID)を取得できるため、データ量を確保しやすいことが特徴です。

 

※1 IDFA(Identifier for Advertisers):iOS端末に付与される広告ID、広告識別子

※2 AAID(Google Advertising ID):Android端末に付与される広告ID、広告識別子

 

 

取得イメージは、平面の地図上にピンを立てて、ピンを立てた場所から半径〇〇メートルなどと指定した場所で、検知されたユーザーの情報を蓄積します。

 

 

 

1.3 ジオターゲティング広告を活用してできること

 

では実際にジオターゲティング広告を活用することで、何ができるのかを解説します。

 

①エリアを限定した広告配信

都道府県・市区町村以上に、より限定したエリアで広告配信を可能にするため、地域に根ざした店舗や施設でも活用しやすいです。



②店舗来店を可視可、効果測定を可能に

広告配信後に、実際に配信したユーザーが店舗に来店したか否かを、効果測定することが可能なので、広告出稿時における費用対効果を可視化します。



③チラシ配布では捉えづらい若年層へリーチ

総務省によると、“「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ために活用されるメディアとして、10代から40代では「インターネット」、50代及び60代では「テレビ」を最も利用。”と言及しており、若年層は紙媒体より、Web上での接点の方が多いため、今後「エリア×若年層」という括りにおいてのマーケティング活動は必須といえるでしょう。

 

※参考データ:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

 

 

▼ジオターゲティング広告については下記のブログで詳しく解説しています。

ジオターゲティングとは?位置情報を活用して広告効果を高める方法や事例を解説!

 

 

 

 2. ジオターゲティング広告の活用例


1章ではジオターゲティング広告の概要について解説しました。

この章では、ジオターゲティングがどのようなシーンで活用されているのか、実例を踏まえて解説します。

 


2.1 大学・専門学校

 

学生を集客したいというご相談は弊社でもよくいただきます。

大学・専門学校を運営する広告主については、「オープンキャンパスの参加人数を増やしたい」「入試で志願者数を増やしたい」など、ニーズが大きく二分されます。

 

では具体的にどんなニーズがあるのかを見ていきましょう。

 

ニーズ・課題例

①通学圏が決まっているため、自校へ通学可能な圏内の学生を捉えてアプローチしたい 


②同水準の偏差値の競合校に関心を持つ生徒を呼び込みたい


③自校へ申込や来校していない生徒でも、広告配信時にどの学校からの生徒の反応が良いかを、クリック数を基準に判断したい 


④効率的かつ効果計測もできる施策を実施して、従来の施策よりもコストカットしたい

 

上記のニーズ・課題例のように、大学・専門学校では通学圏内が決まっていることが多く、競合校から自校へ志望校をスイッチさせたいなど、いかに効率よく対象となる高校生を捉えてアプローチし、集客するかが重要なポイントです。

 

このようなニーズに対してどのようなターゲティング設計ができるかをご紹介します。

 

訴求内容

ターゲット

ターゲティング例

オープンキャンパス

通学圏の高校生

通学が可能な圏内にある高校を指定

オープンキャンパス

競合校のオープンキャンパスに参加した高校生 

競合校のオープンキャンパス開催日×競合校の地点を掛け合わせ

入試

優秀な学生

進学校を指定

入試

自校のオープンキャンパスに参加した高校生

自校・試験会場を指定

入試

現役受験生・浪人生

大手予備校を指定

 

このように、集客したいターゲットに応じて地点×日で、ターゲティング設定することで、大学・専門学校を運営する広告主が抱える課題を解決することが可能になります。

 

 

 

2.2 自動車関連

 

自動車関連の広告主についても、ジオターゲティング広告の活用率は非常に高く、その中でも自動車ディーラーや、カー用品店で活用されるケースが多いです。

 

では実際に、どんなニーズがあるのかを見ていきましょう。

 

ニーズ・課題例

①店舗毎に商圏が明確で、限られた商圏内で競合ディーラのシェアを奪いたい


②店舗近隣の居住者の中でも、高額な車種を購入できる一定の収入があるユーザーのみに広告配信したい


③現在実施している広告施策において、来店したか否か、効果測定を正しく行えない

 

上記のニーズのように、自動車関連の広告主においては、明確に商圏が定まっている場合が多いことから、いかに効率よく定められた商圏から自社の車種を検討して貰えるかが重要なポイントです。

 

このようなニーズに対してどのようなターゲティング例があるかをご紹介します。

 

訴求内容

ターゲット

ターゲティング例

新車販売

競合ディーラーに来店したユーザー

自店舗商圏内にある競合ディーラー店舗を指定

外車販売

外車ディーラーに来店したユーザー

自店舗商圏内にある競合外車ディーラーを指定

高級車販売

富裕層

富裕層エリアの居住者を指定

カー用品

ドライバー

競合カー用品店舗・ガソリンスタンド・洗車場に来訪したユーザーを指定

 

自動車を購買するまでに、まずはターゲットが店舗に来店して商談ができないと購買に至らないため、商圏エリアを限定し、検討しているユーザーに向けてタッチポイントを増やすことをおすすめします。

 

そして、来店に繋がったか否かを効果測定し、費用対効果を高めるマーケティング施策を展開していきましょう。

 

 

 

2.3 商業施設・百貨店

 

商業施設・百貨店の広告主は、比較的商圏も広く、イベント・セールや新規開店の際にジオターゲティング広告を活用頂くケースが多いです。

 

では実際に、どんなニーズがあるのかを見ていきましょう。



ニーズ・課題例

①郊外にある店舗のため、車で来店するユーザーが多いことから、車を保有するユーザーにアプローチしたい


②駅直結型施設のため、最寄り駅や沿線を日常的に利用するユーザーにアプローチしたい 


③チラシでは来店効果が可視化しづらいため、チラシ配布と同じエリアに広告配信し来店効果を計測したい 


④商圏内の施設に来店履歴がないユーザーの来店促進をしたい

 

上記のニーズ・課題例のように、商業施設・百貨店は商圏エリアが広いことから、駅・沿線・自動車保有者に対してアプローチをすることが多く、いかに自店舗に来店して貰えるかが重要なポイントです。

 

このようなニーズに対してどのようなターゲティング例があるかをご紹介します。

 

訴求内容

ターゲット

ターゲティング例

郊外にある施設への来場促進

自動車保有ユーザー

施設の周辺地域にあるガソリンスタンド・カーディーラーを指定

施設来場促進

施設の最寄り駅沿線を利用しているユーザー

施設の最寄り駅もしくはその沿線を指定

セール・キャンペーン告知

競合店舗を頻繁に利用するユーザー

自店舗周辺の競合店を指定

セール・キャンペーン告知

施設周辺の生活者

施設から半径5kmを指定

 

このように、競合店舗を指定したターゲティング設定や、チラシの補完としてジオターゲティング広告を活用することで、ユーザーが施設来場へのきっかけになり、商業施設・百貨店の広告主が抱えるニーズにこたえることができます。

 

この他にも多くの業種の広告主にジオターゲティング広告は活用されています。

もっと詳細な業種別の活用例を知りたい方は下記よりご覧ください。

 

 

▼業種別の課題と解決例がわかる!UNIVERSE GEO資料はこちらからダウンロードできます

 

 

 

 3. ジオターゲティング広告の配信実績

 

それでは次に、実際にジオターゲティング広告を活用した際の配信実績をご紹介します。

 

 

3.1 自動車|自社注力の5店舗で来店率250%以上アップを実現


自動車関連の広告主の実績をみていきましょう。

 

業種

自動車用品店

マーケティング課題

Web広告配信において来店率の可視化ができていない

目的

店舗の認知拡大および来店促進

実施の背景

これまでWeb媒体で実施していた施策においては、どれだけ店舗来店に寄与しているか不明瞭だったので、来店計測ができるUNIVERSE Ads ジオターゲティングを実施。


ディーラー・ガソリンスタンド・カー用品店に来訪したユーザーなど広くターゲティング設定をして配信を行いました。


結果、全店舗にて来店率がアップ、CPCも約120円で目標達成し、ターゲットへの認知が成功。

実績

・配信期間:1ヵ月

・配信金額:50万円

・フォーマット:静止画バナー

・KPI:CPC

・目標単価:150円

・実績CPC:120円

 

 

 


3.2 車検センター|チラシ媒体からWeb広告へ移行!全店舗で来店率が向上

 

業種

車検センター

マーケティング課題

紙媒体からWeb媒体への移行ができていない

目的

商圏エリア内で来店促進をしたい

実施の背景

競合店舗で、Web媒体への施策を強化していることがきっかけになり、

チラシ媒体から初めてWeb広告を実施。


各店舗から予算を集計して、来店計測だけではなく、Webの車検予約コンバージョンも計測。


来店とWeb共にコンバージョンも増加し、来店計測においては、全ての店舗で広告非接触者と比べて来店率が向上。

実績

・配信期間:4か月

・配信金額:80万円

・フォーマット:静止画バナー

・KPI:CPC

・目標単価:100円

・実績CPC:73円

 

 

 


3.3 美容整形クリニック|来店計測に加えて、来店時のアンケートで広告効果を可視化


 

業種

美容整形クリニック

マーケティング課題

広告経由の来店の費用帯効果を可視化したい

目的

自院の来院促進のため

実施の背景

元々ジオターゲティング以外のWeb広告は活用しておらず、来院数は増えているものの、Web広告がきっかけになって来院しているかを確認するために、来院のきっかけになったメディアを調査。

結果は「Web広告経由」での来院者の結果が多く、来店計測も継続して行うようになった。

CPCも33円で目標を達成し、ターゲットへの認知が成功。

実績

・配信期間:1年以上~

・配信金額:100万~500万/月

・フォーマット:静止画バナー

・KPI:CPC

・目標単価:100円

・実績CPC:33円

 

 

この他にも多種多様な業種の広告主にジオターゲティングは活用されています。

より詳細な実績を知りたい方は下記よりダウンロードください。

 

ジオターゲティング配信実績のご紹介

 

 

 

 

 

 

 4.マイクロアドが提供するジオターゲティング広告

 

マイクロアドの「UNIVERSE GEO(ユニバース ジオ)」は、GPSを中心に精度の高い位置情報が取得可能な広告配信メニューです。

 

位置情報広告の黎明期である2016年から販売を開始し、現在4,500案件以上の実績を誇ります。

 

「UNIVERSE GEO」の配信在庫量は月間2,500万UD(ユニークデバイス)を誇り、ご要望に応じて様々なターゲット設定で配信することができます。

 

また、広告配信後にどれほどの広告接触者が来店したか、という来店効果を可視化することが可能です。

 

 

UNIVERSE GEOについては下記のブログで詳細を解説しております。

【地域密着型】マイクロアドのジオターゲティング広告を徹底紹介!

 

 

 

 

 5.まとめ

 

このブログではジオターゲティング広告における活用方法と事例を実例を交えて解説しました。

 

オフラインの行動履歴のデータを活用することで、エリアを限定した配信を可能にし、いかに来店につながったかを可視化することで、費用対効果を可視化しつつ、マーケティング活動を加速させましょう。

 

 

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