インターネットの利用が当たり前となった今、SNSを利用する人が増え続けています。もはやビジネスにおいて、SNS活用は避けて通れません。
ビジネスにおいてSNS活用を成功させるには、SNSの特徴を理解し、戦略を立てて運営することが重要です。
この記事では、ビジネスにおけるSNS活用の現状、SNS活用のメリットとデメリット、ビジネスで活用したい代表的なSNSとその特徴、活用のポイントなどを解説します。
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1.1 スマホ保有率の増加
1.2 インターネット利用率の増加
1.3 SNSの利用目的
1.4 企業によるSNS活用の現状
2.1 拡散力に期待できる
2.2 商品やサービスの認知度が上がる
2.3 顧客・ファンのリアルな声がわかる
2.4 広告費を削減できる
2.5 商品・サービスの向上につながる
2.6 ブランディングしやすくなる
2.7 市場のトレンドを把握できる
3.1 コントロールできない
3.2 炎上するリスクがある
3.3 運用に人的リソースがかかる
3.4 目標の設定と効果の測定が難しい
4.1 Twitter
4.2 Instagram
4.3 Facebook
4.4 LinkedIn
4.5 Pinterest
4.6 TikTok
4.7 YouTube
4.8 LINE
5.1 ターゲットを明確にする
5.2 取り扱う内容を明確にする
5.3 身近に感じてもらえるようにする
5.4 ネガティブな意見にも対応する
6.1 SNS BoosterはSNS投稿を広告に有効活用できる
6.2 SNS Boosterはクリエイティブを自動生成できる
6.3 SNS Boosterは主要SNSに対応している
スマートフォンが普及し、インターネットを利用するのが当たり前のようになった今、個人を取り巻く状況や、ビジネスにおけるSNS活用の現状はどのようなものでしょうか?具体的に見ていきましょう。
インターネット利用者は、6歳以上の全年代で82.9%、13〜59歳では90%を超えています。そのなかで、インターネット利用端末の利用率はパソコンよりもスマートフォンが上回りました。全年代のスマホ利用率は68.5%、13〜59歳では80%を超えています。
さらに、Facebook、 Twitter、 LINE、 InstagramなどのSNS利用動向としては、全年代で78.7%、13〜29歳で90%以上、30〜49歳で80%以上、50〜69歳で70%以上が利用しています。
SNSは、ほぼ全ての年代で利用率が増えており、特に60〜79歳の伸び率の増加が顕著です。
SNSの利用目的として、最も割合が大きいのは「従来からの知人とのコミュニケーションのため」で88.6%、次いで割合が大きいのは「知りたいことについて情報を探すため」で63.7%です。
上記より、年代に関係なく、情報を探すときには、スマホでSNSを活用していることがわかります。つまり、商品やサービスの購入を検討する際、情報収集のためにSNSを活用している人が多いと言えるでしょう。
総務省が実施した「平成30年通信利用動向調査」によると、インターネットを利用している企業のうち36.7%がSNSを活用しています。不動産業での利用が58.7%と最も高く、次いで金融・保険業51.7%、卸売・小売業46.7%の順になっています。
一方で、海外における調査になりますが、Forbesが実施した調査(Are Brands Wielding More Influence In Social Media Than We Thought?)では、78%のユーザーが、ソーシャルメディアの投稿が購買行動に影響を与えると回答しています。
また、Edelmanによる調査(2019 Edelman Trust Barometer Special Report: In Brands We Trust?)では、74%のユーザーが広告を避けていると回答しました。
現在企業がSNSを活用する目的は、商品やサービスの紹介、ファンの獲得、ブランドイメージの向上など、さまざまな目的があります。
企業のSNS担当者は、どのように成果に結び付ければよいのか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。ネットを活用するユーザーに、購買意欲をかきたてるには、ただ単純にSNSに投稿したり、広告を打つだけでは不十分と言えます。
ポイントとなるのは、親しみやすいクリエイティブを用いたユーザーへのアプローチです。しかし、魅力的なSNSクリエイティブを意識してSNSを活用できている企業は、まだまだ少ないのが現状です。
年代に関わらずスマホが普及し、インターネット利用率が高くなった今、企業がSNSを活用するメリットを具体的に見ていきましょう。
SNSの最大の特徴はシェアができることです。
発信された情報は、発信者が一度発信しただけで終わることなく、情報を受け取った人がさらに発信・拡散することができます。
Twitterであればリツイートや引用リツイート、Instagramではシェアなど、それぞれのSNSに合わせた拡散が期待できます。「いいね」をつけて、好印象を持っていることを、拡散・共有することも可能です。
SNSの発信が多くの人に注目されるような状態を指す「バズる」という言葉が浸透しましたが、バズることができると、大きな拡散力が得られます。
さらに、SNS上で一定の影響力を持つインフルエンサーに、興味や関心を持ってもらえれば、一層の拡散力が期待できます。インフルエンサーによる拡散力は、これまでのメディアや広告とは比べられないくらい大きいと言えます。
拡散力が期待できるため、商品やサービスを広く知ってもらう場としてSNSは有意義です。広告などでアプローチ出来なかった人々に対して、アプローチすることもできます。
SNSでつながる友人や、フォローしているインフルエンサーが、シェアしたり「いいね」するのを目にすることで、商品やサービスの存在を知らなかったり、興味・関心が無かったユーザーにも、魅力を伝えることができます。
つまり、SNSをうまく活用すると、認知度を上げることができるのです。
発信する機会が増えれば増えるほど、その企業や商品・サービスの露出が増え、認知度が上がることが期待できます。
SNSでは、発信された情報に対して自由に返信や反応をすることができます。
時には厳しい意見や苦情を目にすることもあるかもしれませんが、それは顧客やファンのリアルな声です。
広告のように一方通行の発信では、なかなかリアルな声を集めることはできません。
アンケートなどをおこなう方法もありますが、SNS上に流れるバイアスがかかっていないリアルな声は貴重な意見です。
短期的に一気に、商品やサービスの知名度を上げたり、ファンを獲得したり、効果を求めるのであれば、広告を集中して打つのが効果的です。しかし、高額な費用がかかります。
一方で、SNSの利用は基本的に無料です。社内で担当者を決め運用した場合、新たな費用がほとんどかかりません。
すでに広告を活用している企業は、その目的や効果を検証しましょう。
SNSを活用することで広告費を削減できる可能性があります。
SNSを活用すると、ユーザーの不満や要望など生の声をダイレクトに集めることができるため、商品・サービスの改善に役立てることができます。
もちろん、不満や要望以外にも、高く評価する声や、さまざまな提案を知ることもできます。これらユーザーのリアルな声を参考にして、商品・サービスの向上につなげることが可能です。
企業が運用するSNSでは、発信内容がその企業や商品・サービスの印象になります。
ユーザーにとって、親近感を感じたり、憧れを感じたり、心地よさを感じると、その印象がそのままブランドとして定着していきます。
良い印象を与えるブランディングができると、売上向上につなげることが可能です。
また、SNSでは、単に情報を発信するだけではなく、発信するアカウントのキャラクターが人気になることもあります。SNSを運用する人を「中の人」と呼びますが、「中の人」に多くのファンがついているSNSアカウントが存在します。
「中の人」のファンを増やしてブランディングする方法も検討してみましょう。
SNS上の情報は、さまざまなリアルな声が流れており、今の社会を映し出しています。
自社の商品やサービスに対する声はもちろん、競合に対する声、業界に対する声など、さまざまな生の声をSNSで収集することが可能です。
また、ターゲット層の属性を知るための定量調査、商品やサービスを展開させるためのヒントなどを得るための定性調査、どちらにも利用することができます。
SNS上の情報を分析することで、今まさに何が求められているのか、市場のトレンドが把握できるでしょう。
メリットがある一方で、企業がSNSを利用するデメリットもあります。そのデメリットとは何かを具体的に見ていきましょう。
SNSを利用する中で、最も認識しておかなければいけないことは、SNSは企業でコントロールできないという点です。
どのような発信をすれば拡散されるのかを企業では全くコントロールできません。
同じく、どのような返信やリアクションがあるのかも企業ではコントロールするのは不可能です。
コントロールができないことを、デメリットとして捉えることもできますし、想定外の反響を生み出す可能性があるというメリットと捉えることもできるでしょう。
SNSは拡散力があり、発信者がコントロールできないため、批判や誹謗中傷が集中する「炎上」状態になってしまうリスクがあります。
発信者に悪意が無かったとしても、言葉足らずな表現、センシティブな内容などが原因で、炎上してしまうケースが見受けられます。
一度発信した内容は、発信者がコントロールすることはできません。完全に消し去ることは不可能です。削除機能はありますが、拡散・共有されたり、保存されたりするため、発信した事実とその内容は、永久に残ると考えるべきでしょう。
炎上を防ぐためには、発信のガイドラインを作ったり、発信前にダブルチェックをするなど、企業としてのSNS運用に関するルールをきちんと設けましょう。
SNSの利用は、基本的に無料です。広告費と比べると、安価に運用することができます。
しかし、SNS運用の内容は多岐にわたり、小まめに発信したり、DMに返信をしたり、フォロワーを管理したり、目標や効果を測定したり、さまざまな対応をする必要があります。 うまくSNS運用するためには、人的リソースが必要です。
仕事の片手間でSNS運用をおこなうのは困難です。専任の必要はありませんが、ある程度の業務量が必要だと考えましょう。
例えば、広報を担当する社員が、SNS運用をおこなうなど、親和性の高い業務と兼務する事も検討しましょう。
企業としてSNS運用する場合は、目標と効果の設定が重要になります。
多くの企業が目標に掲げるのがフォロワー数ですが、フォロワーを増やしたことによる効果を測定しにくいことが難点です。
例えば、売上向上をSNS運用の目標に掲げた場合でも、SNS運用がどの程度、売上に貢献できたのか、明確に測定するのは困難です。
1つの解決策として、フォロワー数の向上などの定量効果ではなく、ブランド力向上など定性的な効果を、目標として掲げる事が考えられます。
ビジネスで活用されている代表的なSNSについて、それぞれの特徴を説明します。
運用担当者は、商品やサービス、ブランドなどに合ったSNSを選んで発信しましょう。
140文字以内の文字と、4枚以内の画像や動画を発信することができるSNSです。
限られた条件のなかで、どのように表現するかが腕の見せ所となります。10代〜30代のユーザーが多いメディアです。その他の特徴は以下のとおりです。
ファンの獲得、情報の拡散に役立つ機能がそろったSNSと言えます。
Instagramは写真や動画などのビジュアルで視覚的に訴求できるSNSで、10代、20代のユーザーや女性のユーザーが多いメディアです。その他の特徴は以下のとおりです。
インフルエンサーを活用したマーケティングが盛んなSNSです。
実名登録が求められているため、ビジネスでの活用に向いているSNSです。
40代以上のユーザーが多く、20代以下のユーザーは30%を下回っているのが特徴です。
イベント告知機能やグループ機能などがあり、オンラインサロンとして活用されることがあります。
BtoBの商品やサービス、企業セミナーの告知などに適しています。
ビジネスパーソンに向けた実名制のSNSです。
所属する企業、職種などを登録することができます。メインユーザーは30代以上の男性ビジネスパーソンです。
ビジネスの人脈を広げ、活用するのに役立ちます。転職する人、採用したい企業などが多く使っているSNSで、採用を考えている企業に適しています。
インターネット上で公開されている画像や動画を検索、収集できるサービスです。
キーワードを検索して、好みの画像・動画を探し出し、ピンを押して収集します。
収集した画像・動画から、記載元のサイトへアクセスできるため、ビジュアルでの訴求に活用することができます。
縦型のショート動画を投稿するSNSです。15秒から10分までの動画を、アプリ内で撮影、編集することができます。10代、20代の若者の利用率が圧倒的に高く、流行を生み出すきっかけにもなっています。
動画に利用できるエフェクトが多数用意されていて、企業が独自の「ブランドエフェクト」を作成してユーザーに体験してもらい、商品やサービスのプロモーションをすることができます。
また、企業がお題を出す「ハッシュタグチャレンジ」を活用したプロモーションも多くおこなわれています。
世界最大の動画配信サイトで、10代から60代まで幅広い年齢層が利用しています。多種多様なコンテンツがあり、ユーザーの視聴履歴などに応じて、興味関心に合う動画がおすすめされます。
企業として運用する場合は、動画で商品やサービスをプロモーションするのが基本になりますが、登録者数などの条件が整えば、動画自体から収益を得ることが可能です。
また、ライブ配信機能があり、オンラインプロモーションで活用することができます。
インフルエンサーの一種である、YouTuberに商品やサービスを紹介してもらうと、売上が一気に上昇する可能性があります。
メッセージ送信機能があり、幅広い年齢層で利用されています。
スマホを利用している人のほとんどが利用していると言っても過言ではないほど、普及率が高いのが特徴です。
クーポン配布、ショップカード作成などに活用することができます。
これまで見てきた内容を踏まえ、ビジネスでSNS活用を成功させるポイントについて、具体的に説明します。
ビジネスでSNS活用を成功させるには、ターゲットを明確にすることが最も重要です。
どのような人に、どのようなメッセージを届けたいのか?ペルソナと呼ばれるターゲット像を明確に、かつ詳細に設定する必要があります。より大きな効果を得られるように、的確なターゲットに届けるために、ペルソナは設定します。
例えば、製造業の企業が、転職活動を考える人に対し、企業イメージを伝えたい場合は以下のようなペルソナを考えてみましょう。
詳しく設定すればするほど、ターゲットが明確になり、SNS活用の成功につながります。
ターゲットを明確にすると、SNSで何を発信するべきかが明確になります。先ほどの製造業の場合は、以下のような内容です。
このように、転職を考える人が知りたい情報を発信しましょう。
また、アパレル企業が、新商品を女性ユーザーに積極的に紹介したい場合は、商品の写真だけでなく、商品を着用したモデルの写真などを発信しましょう。
明確にしたターゲットに対して、何を伝えたいか?どのように伝えたいのか?を明確にすることが重要です。
SNSで身近に感じてもらえると、効果的にSNS活用ができます。
例えば、発信者のキャラクターを活かして、親しみを感じてもらえると発信が効果的になります。また、双方向コミュニケーションを活用して、親近感を持ってもらうという方法も有効です。
人気のあるSNS運用担当者「中の人」がいる企業は、SNS活用で成果を上げています。伝えたい情報以外にも、「中の人」の人間性や人となりが感じられる発信を心がけましょう。
SNSを運用していると、ポジティブな意見だけではなく、ネガティブな意見が届くこともあります。なかには不条理なクレームのようなものもあるかもしれません。
しかし、その1つ1つに丁寧に対応することで、他のユーザーからポジティブな印象を持ってもらえるケースもあります。良い印象が拡散され、結果的に認知拡大につながるのです。
現実社会だけでなく、ネット上のSNSでも、顧客対応の基本を活かすことができます。 ぜひ、ネガティブな意見にも積極的な対応をしてみてください。
SNSをうまく活用して、たしかな成果を得るために、新しい広告手法を試してみてはいかがでしょうか?これから紹介する「SNS Booster」は、SNS活用を優位に進めるためにおすすめです。
インターネット上で効果的にプロモーションをおこなうには、コンテンツを効率的に活用することが大切です。
SNSで発信したコンテンツは、一定期間は接するユーザーが増え、エンゲージメント数が増えますが、その後は鈍化してしまいます。エンゲージメント数をキープするために、他のメディアで再活用し、接するユーザーやエンゲージメントを改めて獲得しましょう。
例えば、Instagramで発信した画像を、ブログやニュースサイトに利用するといったやり方が考えられます。「SNS Booster」を使えば、簡単に実現可能です。
SNSを含むインターネットの利用時、広告を避けているユーザが74%いるという調査結果があります。不必要な広告と思わせずに、ユーザーに訴求できるよう、親しみやすいクリエイティブでのユーザーアプローチが必要です。
「SNS Booster」を使うと、クリエイティブを自動生成できます。SNSで発信したコンテンツをリアルタイムでクリエイティブ化できるので、アプローチしたいタイミングを逃しません。
・Instagram
・Twiter
・TikTok
SNSをうまく活用し、ユーザーへアプローチするために、ぜひ「SNS Booster」の利用をご検討ください。
スマホが普及し、SNSを活用して商品やサービスの情報を取得する方が増えているため、商品やサービスをプロモーションするには、SNSをうまく活用することが重要です。
企業がSNSを活用するには、メリットとデメリットがあります。また、さまざまなSNSがあるため、SNSの特徴をふまえつつ、目的や効果に適したSNSを運用しましょう。
SNSでプロモーションするには、親しみやすいクリエイティブの活用が効果的です。
異なるSNSへのコンテンツ活用、クリエイティブの自動生成が可能な「SNS Booster」を利用して、ビジネスでSNS活用を成功させましょう。