こんにちは、Ads University編集部の小西です。
この記事では、シニア・高齢者向けプロモーションを行いたいときに、抑えておきたいポイント、そしてシニア向けのWeb媒体はどんなものがあるのかをお伝えします!
2.1 わかりやすく・見やすく作成する
2.2 ターゲットを明確にする
2.3 Web媒体もうまく活用する
3.1 en park
3.2 シニアコム
3.3 ナビトモ(旧シニア・ナビ)
3.4 趣味人倶楽部
3-5 サライ
4.1 アクティブシニアへのアプローチに効果的
4.2 こんな業種におすすめ
5. まとめ
内閣府が公表している『高齢化の推移と将来設計』によると、2020年の総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は28.8%と言われています。さらに高齢化率は上昇を続け、2036年には33.3%に到達、つまり3人に1人が高齢者になるという予測を発表しています。
こうした高齢化率の上昇に伴って、シニアマーケットの規模もますます拡大していくことが予測されます。
みずほコーポレート銀行産業調査部の調査によると、シニア市場は高齢者人口の増加に伴って、2025年には101.3兆円規模になると予測しています。(2007年と比較すると161%成長)
産業別でみると医療・医薬、介護産業が合計で約50.2兆規模と拡大、また生活産業も51.1兆円まで拡大(2007年と対比すると27%増加)すると見込まれています。
食品・住宅・衣類など生活産業の規模が拡大すると、小売や広告といった業種も間接的に影響を受けることになります。
このような背景から、シニアをターゲットにしたサービスを展開する企業も増え、シニア向け広告の需要も右肩上がりに高まっていくことが予想できます。
ここではシニア向けに広告を配信するにあたって、抑えておきたいポイントを3つ解説します。
加齢に伴って認知能力はどうしても低下してきます。シニア向けに広告を配信する際は、クリエイティブの内容は、伝えたいことを絞って記載するなど、わかりやすく一目で理解できるような内容にするようにしましょう。
イラストや画像を効果的に使うなど、視覚的に見やすいことも大切です。
例えば文字サイズは、12~14ポイント程度が高齢者に読みやすいとされています。フォントや行間についても見やすいものを採用し、色使いについても、同系色を重ねることは控え、認識しやすいカラーにするよう工夫してみましょう。
また、商品購入などのコンバージョンまでの導線についても、何ページも遷移するような複雑なものではなく、簡単に購入画面までたどり着けるような導線設計が必要です。
高齢者・シニアと一言で言っても、その中には様々な人が含まれます。シニアをターゲットとする場合、年齢区分だけではなく、就労状況や生活環境といったところで更にターゲットを細分化していく必要があります。
シニアマーケティング研究室の調査によると、シニア市場を大きく4つに分類し、それぞれの市場ボリュームを下記図のように予測しています。
①アクティブシニア
②ディフェンシブシニア
③ギャップシニア
④ケアシニア
出典:(株)日本SPセンター シニアマーケティング研究室Webサイト
このように、シニアの中でもどんな層にアプローチをしたいのか、まずは細分化してみましょう。
このブログではシニア市場を4分類に分けた例を紹介しましたが、分け方はこれだけではありません。
アクティブシニアを狙う、と決めても更にアクティブシニアの中で趣味嗜好などでセグメントをかけていく必要が出てくるでしょう。
訴求したいサービスにとって、どういうシニアが広告出稿対象となりうるのか、できるだけ細分化してターゲットを設定することをおススメします。
一般的なシニアマーケティングの観点から、広告を出稿する際に人気とされている層が「アクティブシニア層」です。
経済力が高く、健康への意識も高いため、購買行動に繋がりやすいとされています。
アクティブシニア層をターゲットにする際に、どのようなメディアに広告を掲載するのが効果的でしょうか。
一般的にシニア向け広告というと新聞・雑誌・チラシ・フリーペーパーなどの紙媒体、テレビCMなどをイメージする方が多いかもしれませんが、アクティブシニア層へのアプローチには、Web媒体も有効です。
「総務省令和3年版インターネット利用率調査」によると、2019年における個人の年齢階層別インターネット利用率は、13歳~69歳までの各階層で90%を超えており、昨年と比較して60代以上の利用率が大きく上昇しました。また、同調査によると、ネットショッピングの利用世帯は新型コロナウイルスの影響も後押しし、2020年4月以降大きな伸びを見せています。
下図のように年代別でみると、特に65歳以上のシニアのネットショッピング利用世帯が著しく成長をしています。
今や、高齢世帯主世帯でも3割の世帯がネットショッピングを利用するようになっています。
ネットショッピング利用世帯の割合の推移(世帯主の年齢階級別)
(二人以上の世帯、2017年1月~2020年6月)
また、総務省の2020年の調査によると、60歳以上のスマートフォンの利用率は81%です。60歳以上のテレビの利用率は67%、ノートパソコンが60%というデータと比較すると、圧倒的にスマートフォンの利用が多く、スマートフォン向け広告も有効活用できると考えられます。
こうした傾向から、シニアマーケットへのアプローチにはWeb媒体も有効であると言えるでしょう。
ここまで、シニアマーケットについて解説してきましたが、ここからはシニア・高齢者向けのWeb媒体を5つ一覧でご紹介いたします。
3.1 en park
現役引退後の生きがいに出会うヒントを発信するサイト。現役引退、定年退職後の新しい仕事や趣味、健康、お金などの生活情報から終活までユーザーの興味関心ごとにカテゴリが分かれています。
サイトURL |
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サイト規模 |
年間PV:約1720万回 年間UU:約830万人 |
取り扱い広告 |
PR記事 PR枠 バナー広告 |
運営会社 |
せいざん株式会社 |
シニア向けのコミュニティサイト。ブログ・写真の投稿やメッセージのやり取り、サークル活動への参加などを通してコミュニケーションを楽しめます。アクティブシニア層をターゲティングできます。
サイトURL |
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サイト規模 |
●ユニーク・ユーザー: 32,000UU/月 ●会員数: 約11万人 ●PV数: 230,000PV/月 ●メルマガ会員: 17,000人 |
取り扱い広告 |
タイアップ広告 純広告 バナー広告 |
運営会社 |
株式会社ヴァーナル |
アクティブシニアの生き方探し、友達作りを応援するコミュニティサイト。サイト内交流だけでなくオフ会やイベントなどのオフラインでも交流できるところが特徴。
サイトURL |
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サイト規模 |
アクティブユーザー数(月1回以上アクション):約18,000人 |
取り扱い広告 |
タイアップ広告 純広告 バナー広告 |
運営会社 |
松竹ブロードキャスティング株式会社 |
50~60代を中心としたコミュニティサービス。コミュニティ・日記・イベントなどで匿名交流が可能。平均滞在時間が約9分と長く、効果的なアプローチが可能です。
サイトURL |
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サイト規模 |
■会員数:約350,000 人 ■PV数:約30,000,000 PV/月 ■UU数:約1,150,000 UU/月 |
取り扱い広告 |
記事タイアップ バナー広告 座談会、イベント 調査 など |
運営会社 |
株式会社オースタンス |
1989年に創刊された「サライ」のWebメディア。アクティブで本物志向のシニアが閲覧しています。雑誌・Web両面でのアプローチが可能です。
サイトURL |
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サイト規模 |
月間総PV数 4,974,256PV 月間総UU数 2,315,502UU |
取り扱い広告 |
タイアップ広告 純広告 バナー広告 メールマガジン SNSブーストメニュー など |
運営会社 |
株式会社小学館 |
シニア向けメディアを5つご紹介いたしましたが、「どのメディアを選ぶべきかわからない」「もっと興味関心ごとで絞りたい」「費用を抑え、小額からはじめたい」という方には、「UNIVERSEシニアターゲティング」がおすすめです。
マイクロアドが保有するWeb行動履歴・そして提携する200以上のメディアデータ・オフラインの購買データを蓄積した「UNIVERSE」というデータプラットフォームを活用して、商材にマッチするシニア層を抽出し、広告配信します。
配信先となるメディアの在庫は月間約2000億インプレッション。PC/SPのデバイス指定が可能で、静止画バナー・動画バナー・ネイティブフォーマットが利用できます。
「UNIVERSEシニアターゲティング」でターゲティングできるのは、Webリテラシーが高い方やWeb購買行動を積極的に行う方が中心となっています。そのためアクティブシニアへのアプローチに特におすすめです。
年代と掛け合わせて、趣味嗜好データを利用することができるので、例えば「50代の美意識の高い女性」といったターゲティングが可能です。
趣味嗜好データを活用してターゲティングができるので、あらゆる業種でご利用いただけます。
・投資サービス
・旅行
・健康食品
・疾患啓発
などアクティブシニアの興味関心が高い業種は事例も多くありますので、相性が良いといえるでしょう。
この記事では、シニア・高齢者にWeb広告を配信する際に抑えておくべきポイントと、シニア向けのWeb媒体5つ、そして「UNIVERSEシニアターゲティング」のサービスをご紹介しました。
まとめると、拡大していくシニアマーケットにおいては、シニアとひとくくりにするのではなく、ターゲット像の具体化・細分化を行って広告を配信していくことが大切です。
マイクロアドでは、訴求したい商材に応じたターゲットニーズの明確化部分からお手伝いをさせていただき、各種データを掛け合わせた最適なターゲティング広告の配信をご紹介いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。
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